2015/10/04 19:36

本日は、信州長野県産のぶどうのお話です。

長野県は私が会社員時代に2年間単身赴任しながら
あちこちまわっていました。

そのご縁で、今回のお話をいただきました。

場所は長野県東御市(とうみし)の桜井ぶどう園です。

はな子さんと敏章さんのふたりで
ぶどう園を守っています。


というのは、数年前にはな子さんのご主人が
亡くなってしまい、いまは二人です。

ぶどうの栽培は気の長い話で、
春先の剪定や葉っぱ何枚にひと房つけるか芽かき、

枝縛り(誘引)、

花の咲く頃は温度管理に気をつかい、

果実がなればなったでよい粒だけ残す摘粒、誘引、

摘房、袋かけ、と超忙しい毎日が続きます。


すべて、朝から晩まで手を挙げて

上を向きながらの作業で肩や腰にきます。

そんななかで、中には氷点下の気温が襲って来たり

雹(ヒョウ)が降ってきて、実にならなかったりと

色んな障害も起こります。

やっと実になっても、ちょっと色つきが悪い、とか

粒ぞろいが悪い、とかで、規格外となってしまって、

売り物にならないか、とんでもなく安い値段での取引となってしまいます。

そこまでかけてきた愛情と手間はぜんぜん変わらないのに、です。

桜井ぶどう園の畑は標高700メートルの高台にあるため

気温の高低(日較差)が激しく、とりわけ果物栽培には適した土地です。


朝夕は霧が出ることも多く、この現象も果物つくりには
適しているといわれます。

品種は巨峰で、こちらの地区では巨峰の王国と謳われるほど

巨峰作りが盛んです。


そんな、巨峰王国でとれた巨峰を新鮮な状態で安く

みなさまにお届けしたいと考えました。

桜井ぶどう園では農協にも出荷していますが、

桜井ぶどう園⇒農協⇒卸売市場⇒スーパー⇒消費者というルートで

ぶどうが消費者にわたるまで4日ほどかかってしまいます。

本日、ご紹介のルートであれば

朝採り⇒宅配便⇒消費者なので、通常1日で届きます。九州、北海道は2日。

だから鮮度が全然違います!!


私も、畑で朝採ったぶどうを食べさせていただきましが、

プリップリッで、皮に歯を立てると、皮はゴムのように
つるりと剥けて、メチャメチャ甘い果汁と果肉が口のなかにひろがります。

3粒くらい食べただけであまりに甘いので、
酔っ払いそうになるくらいです。

糖度は18度で十分すぎるくらいです。

ぶどうの鮮度を見分けるのは、軸のところが緑かどうかです。

試しに、現在の住まいの栃木県小山市のスーパーで

巨峰探してみましたが、軸が緑の新鮮なぶどうはほとんどなく、

収穫してから何日たっているの?というような代物ばかりです。


店にきたときは新鮮だったのに売れずに鮮度が落ちたのでしょうか。

皮も少し「はり」がなく、鮮度のなさを物語ります。

色も全粒黒々では、ありませんでした。

巨峰の規格は粒そろいがいいことと、黒々と全粒が色づいていることです。

ところが、生育中に寒さがあたったりすると

「親子」といって、粒の大きさが少しまちまちのぶどうができます。

色づきも全部真っ黒とならず、赤っぽいものが混じることもあります。

でも味には全然影響ありません。少なくとも私の舌ではわからない。


<これでも規格外>


<左が規格品、右が規格外(粒不ぞろい)>


<左が規格品、右が規格外(色不ぞろい)>
ならんで写真撮るとわかりますけど、
並べて説明をうけなければ全然わからないくらいです。

ぶどうは3年に1度くらいしか食べないなんて方も
いるようですが、

こんなぶどう、一度、試しに食べてみたら、年に一度くらいに
頻度を上げたくなるかもしれません。

お値段は以下のとおりです。

家庭用巨峰(種あり) (粒大小、色少し不ぞろい)
1:家庭用2キロ(4房程度;大きさにより異なる) 2,000円
2:家庭用4キロ(8房程度;大きさにより異なる) 3,800円



<2キロ4房 イメージ>

<2キロ4房 イメージ>

<4キロ8房 イメージ>

<4キロ8房 イメージ>

現地の畑までいけば格安でゆずっていただけますが、
ひと房ひと房を紙で包んで箱詰め、
伝票に住所氏名電話番号書く手間、もちろん収穫までの手間も
ほとんど変わりませんのでこのお値段とさせていただきました。


贈答用巨峰(種あり) (粒揃い、色揃い)
3:贈答用2キロ(4房程度;大きさにより異なる) 2,800円
4:贈答用4キロ(8房程度;大きさにより異なる) 5,400円


果実の白い粉は?

巨峰の果皮が白っぽくなっているのは
「ブルーム」という果粉で、
新鮮なぶどうの証しです。
果実から自然に分泌される天然物質であり、カビでも
農薬でもありません。